マットに沈んだ小指にタップする間もなく 
          失神&脱糞してしまった。  
          未来の嫁が家を出て行くのだけが分かった。  
          ベランダで猫がニャ〜と間抜けな声を出している。 
          ニュータイプの俺は、ぬか漬け喜びもつかの間、  
            それを発揮することなく終焉を迎えた。  
            こんなことならダンベルで鍛えておけばよかった。  
            婆ちゃんがよく言ってたなー  
            「ダンベルに水をやっておくれ。」  
            盆栽と間違えてると思ってたけど、 
            「これはちゃんと使わなあかんよー」  
            ていうことだったのか。 
            ありがとう婆ちゃん。  
            俺、生きるよ! 
             
          (おわり)
  
          ※全人類に送る(前・中・後編・最終回)は 
             自身の1年前の日記から抜粋しております。
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