このゲームにミランが勝ち、
裏で行われるゲームにおいてユベントスが負ければ、
リーグ逆転優勝する!
最終戦といえど緊張感のあるものだった。
ローマもチャンピオンズリーグの出場権がかかっており、
決して負けられない。
(ミランはシェフチェンコの欠場が残念だったが、
インザーギ、ヂータ、ガットゥーゾ、カカ・・・蒼々たるメンツ。)
ミランのホームグラウンドということで、
8万5千人!収容のスタジアムは満員に近く、
そのスタジアムの95%はミランの赤で埋め尽くされていた。
とにかくデカイ!赤い!デカ赤い!!
老若男女のサポーター達が、
一斉に審判のジャッジに抗議する(もちろんイタリア語)さまは
異常な雰囲気だ。
今年から入場者チェックをしているにもかかわらず、
相変わらず発炎筒がバンバン焚かれ、
煙が万延し、胸が高まり興奮状態である。
僕はというと、実はどこのファンでもないが、
とりあえずミランのポロシャツを着て応援する。
そうでもしないと座ってはいけないような状況なのだ。
面白いとおもったのは、選手紹介。
アウェイのローマ側は落書きのごとく選手名を
電光掲示板に流すのに対し、
ホームのミラン側は写真付きで選手名を豪華にアナウンスし、
観客がそれにあわせて名前を連呼する。
そんな声援も含め、とにかくスタジアム中の音がデカイ!
ケツの底から地響きがするようだ。
とにかくサポーターも一体となる試合で、
もちろん大事な見せ場の入場だって気合が入っている。
選手が入場すると当時に、
観客達は座席にあるシートをいっせいに掲げる。
僕のいた席にあったのは赤いシート。
ふと目をやるとゴール裏側には緑、白。
そう!イタリアの国旗になっているではないか!
しかも白の部分には、
どデカイACミランのエンブレム旗が波を打っている!
試合が始まる前からこんなボルテージが最高潮にあがり、
これからどんな興奮が待っているのかと思うと
さらにテンションが上がってしまう。
結局、ゲームは1−1で両者譲らぬ状況だったが、
後半ロスタイムのPKという大波乱!
そのPKをミランはきっちりと決め
2−1の結果でミランが勝利を得た。
しかし裏ではユベントスの勝利が決まり、
惜しくもミランは優勝を逃した。
帰宅のバスの中では、熱狂覚めやらぬサポーター達が、
拡声器を片手に応援歌を歌うは、車内をたたくは、
身を乗り出すはの大盛り上がり。
これが優勝だったら・・と思うと怖いものがある。
と、まあこんな日記は山ほどあるが、
決してコピペではないです。
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